書こうと思って書き始めては途中でやめて、寝てしまったことが何度も・・・
忙しすぎてよく生きていたな~という感じだったんですよ><;
やっと少しは、再び人間らしい時間の配分で生きていけそうな雰囲気になりました
いや~本当に「充実」なんてあまい言葉で簡単に言い表せるものではない、濃い、濃い、濃い、2013年と2014年だったのです!。。。よくいえば大人になった。悪く言えば老けた・・・?
さて、
この度、宇宙からの贈り物をいただき、南イタリア・レッチェという町の馬蹄形の歌劇場に呼んでいただきました!!このレッチェについては後日。イタリアの観光名所だそうですよ!地図で見るイタリア南・ハイヒールのカカトの近くです。
公演した劇場はこんなところです↓
オペラ「蝶々夫人」そう、イタリア語では「Madama Butterfly」の、蝶々夫人役をさせて頂き、本場イタリアで、イタリア人の観客の前で、イタリア語で、イタリアオペラをさせていただくというドイツ畑出身の私には恐れ多く、身に余る機会を与えて頂いたのです(^^)
ありがとうございました!!
何回かに分けてその時の様子なんかを(忘れないうちに)ブログに書き留めておきたいと思います。今日はその第一弾☆
まず、イタリアに出発する前までの3月~4月上旬にかけての過密スケジュールが大変で(よく人に言われるのですが、忙しい時の私のスケジュールは、よく働く人×5人分くらい、だそうです)、やっとこさっとこ、飛行機に乗り込んだときは至福のひと時でした。
ふ~~~・・・寝れる・・・!!
は~~~・・・呑める・・・!!
いえいえ!!!
譜読み譜読み!!! 当然でしょ・・・^^;
ということで到着までの飛行時間のほとんどはスコアを広げていました。
頭に入る入らないは別として(?)精神安定剤ですね。世界的トップオペラ歌手はマイジェット機でコレぺティ(専用の伴奏者)に音をとってもらいながら譜読みのチェックしてもらいながら移動するんですよね。この世でよい行いをしていればあの世でそれくらいの夢だけもみれるかな~なんて思いながら。
来た!お楽しみ機内食!!この辺~テンションあがっていきます!!
赤ワイン2~3本飲んだあたりから楽譜が二重に見え始め、機内乾燥で目がシバシバし・・・
休憩することに。
なんだかんだしているうちにアムステルダムに無事到着。良かった・・・飛行機落ちなかった
あ~あ、久々に海外へ出るときに限って相次いだ飛行機事故。怖かったですよ~。
考えても仕方がないですが、自分の命を他人に預ける勇気はバンジージャンプで飛び降りるのと同じような感じですね。(バンジー飛んだことないけど^^;)
一応、出発前に遺言の様なものを長女に書き、東京の妹に雀の涙にもならないへそくりの在り処を伝え・・・(笑)覚悟は決めて飛びました。やはり、自分ひとりでなく家族がいるということは、こういう事なのか、と初めて、守らねばならないものを確認しましたね。
さて、アムスからローマへ✈、いい感じです!すべて予定通り。後はローマからブリンディジまで行けば迎えの車でホテルへ、そして寝る!!
はずでしたが!
ローマで約1時間出発が遅れる!!!あ~やっぱりね・・・
簡単にはいかないんですよね。
結局26時間くらい起きてました。疲れはいよいよピークへ。でなんとかブリンディジ空港に到着。
ホテルに着いたのは夜中の1時ごろ。
家族に知らせねば!受付でWifi 番号をもらい部屋でつなげ、IPadで1時間半。
寝たのは2時半。
翌日は5時半ごろ目が覚め、7時半ごろまでベッドでごろごろ・・・そして、カーテンを開けて部屋のベランダを見ると一面芝生。ホテル内の中庭?というか芝生。は~空気美味しい!!
8時に朝食ルームへ。イタリアの朝食は甘いお菓子だからちょっと苦手なんですが、ほとんど寝てないし、おなかは空いてるかんじで、美味しかったです。このパンの中にはクリームがどっしり!
たっぷりなんてところではなく、どっしり!パンパン!なんです。毎朝二個、たべました・・・
さっそく10時半から稽古でしたが、到着が遅れたことで初日のみ11時に遅らせてくれました!
よかった・・・そして、
キャスト顔合わせ。私のお相手役のピンカートン様はピッコロ(小)とグランデ(大)笑。一人は私と同じくらい。もう一人は180cm以上かな?写真右はピッコロ君、只今側椅子に脚をかけておられます。素敵な声でした!ガブリエリ・マンジョーネ。
ちなみに、本番は(あ、本番も^^)こんな男前姿↓
初日は立ち稽古で、終わりました。
中庭でスズキ役でご一緒したウイーン在住 日野妙果さんと休憩中。
歌い終わって、まだピアノの余韻が消えないうちに、指揮者のアジマン先生
「OK!よし!続きは後で。食べよう!!」
ん?食べよう?
聞き間違ったかな?でも食べる、くらいのイタリア語はいくら私でも大丈夫。(ちなみに指揮者と私はドイツ語です)
いややはり、みんな食べる話してる。なるほど12時半過ぎたらもう集中力は欠け、イタリア人の方々の頭の中は食べ物で埋め尽くされるらしい・・・
ホテルで昼食。昼も夜も食事にワインがついてるんです
そして、翌日からは、音楽稽古。一幕から最後まで通す練習がスタートします。
昼休み後、昼寝時間があり、16時まで休憩。はいいのですが、夜が8時半ごろ終わったあと、食事を始めるのが10時ごろ。プリモーとかセコンドーとかドルチェとかいって、イタリアの食事は長いのです。
食べ終わるまでに2時間は必ずかかります。お腹いっぱいで胃が膨れまくったところで就寝となります
んなわけで帰国後は+2Kg><
さて、初日から4~5日は滞りなく!?時間が過ぎてきました。
いろいろな事が起こり始めたのはその後からです。
なんと公演が終わるまでに大・小合わせて10個のアクシデント!
だめだ、赤ワインが飲みたくなりました。
では、今日はこの辺で・・・
次回、→ ②「バタフライ公演 in Italy」に続く。