3月に行われた北九州シティオペラのコンサート写真がやっときたのでご紹介。
このコンサートで歌えたのは奇跡に近かった!!ウェル戸畑中ホール
コンサート当日~4日前、稽古に行った日から声の調子が悪く、あれ~??なんか変・・・
大きな声しか出ない。変だ。
そして日に日に調子が悪くなっていく。ガラコンサートとはいえ、すこし立ちを入れるため、立ち稽古の日があったのですが、それをやむを得ずキャンセル。翌日の出演者全員出演順に通すゲネラル プロ―べもキャンセル。
おかしい、喉は痛いし、熱がでてる・・・もしや流行りのインフルエンザではないだろうか。
大慌てで病院へ行く。
鼻をこちょこちょ・・・されてインフルエンザだとすると13日にうつされていますね。13日どこかいきました?13日は稽古日だった。仲間にしか会っていないし~~~。。。
そして15分後に結果がでて、陰性。
インフルではないようだ。
そうか、じゃぁやっぱり風邪だね、きつめの抗生剤をもらって家で寝ます。声は話声すら出ません。本当に17日にステージに立てるのか><今日は15日だぞ。。。
寝るしかない。
そして、16日!夜、熱を測ると38,8度。前日なんですけど~><
うわ~明日の朝、下がってくれることを祈るしかない。明日は朝起きたら熱は下がっているのだ!!!
下がる下がる下がる・・・おまじないのようにつぶやいて休んだ。
そして当日の朝、37,5度。おおお!!??奇跡の微熱。
声は?歌ってみるとなんとか出る感じ。
よし、とコンサートホールへ向かう。
直前練習に全く出ていないので大焦りでピアニストと合わせ、立ち位置、動きの説明を受ける。
なんとかいけそう。
17日(一日目)
ラ・ボエーム より ロドルフォのアリア 「冷たき手を」
ミミのアリア 「わたしの名はミミ」
~二重唱 おお麗しき乙女よ これを歌い終わったあと舞台裏でふらついて階段を踏み外す・・・^^;
測ると38度5分あった、なるほど寒いはずだ・・・
西日本を中心に国内外で活躍のテノール藤田卓也氏。
ふぅ~~~翌日のことが心配だったけど初日はぎりぎりカーテンコールまでもち、
さて18日。二日目が大変、普通でも大変なこの曲、この体調では倍きつい・・・
べッリーニ作曲「夢遊病の女」よりアミーナのアリア
L’anello mio...「指輪がないわ、、、私の指輪、、、」~
Ne te d’eterno affetto tenero pegno, o Fior...「花よ、お前は愛のしるし・・・」
夢遊病の女はふらふらと家の周りをうろつく。夜中に別の男性の部屋にいたため婚約者に裏切り者だと誤解される。
Ah non credea mirarti ~「ああ、信じられないわ。。。」
婚約を破棄されそうになったアミーナは不幸のどん底に。
しかし、それが夢遊病のせいであったことが判明し、一件落着♪
Ah non giunge「ああ、私に満ちている喜びに」
テクニックとブレスのバランス、高音と全てを要求されるこの曲、なんとか無事に歌い終えたものの、もっと直前の詰め練習に参加して、よりいいものを作り上げたかった。
なんとか歌いきれてほっと一安心。ではありました。