2012年7月3日火曜日

熱いな~だいく。

7月1日に新しいホールがオープン。
「黒崎ひびしんホールオープニングシリーズI」ベートーベン第九の本番が終わった。

当日ゲネの様子 ♪
 

第九・・・ホントに思い出がたくさん詰まった作品。

思いだした。
私が初めてドイツへ行ったのは大学二年の時だった。
第九でドイツへ飛んだ。

べ―ト―ベンの第九は、大学に入るや否やすでに散々歌う機会に恵まれていたのだが、本場ドイツで歌うという企画は当時滅多に訪れないチャンスだった。ケルン放送管弦楽団との共演でなんとケルンまで演奏しに行ったのだ。あのときの感動は忘れない。

当時はまだ日本からドイツまで20時間以上の飛行時間がかかっていた。 ホントに遠いな~~っと言う感じでしたね。

ドイツの高級ホテルに宿泊して、まず驚いたことは、

暗い・・・

なんでこんなに暗いんだろう!?
電気をつけてもつけても暗い!! かなりイライラしたのを覚えている。

そう、蛍光灯ではなかったからだ。

日本の目をはじく明るさに慣れていると向こうの室内灯とても暗く感じ、でも逆にその後10数年にわたるドイツ生活の後は、日本の蛍光灯に目が痛くなった。柔かいあの電気が体にやさしいし疲れもたまらない気がする。
 ドイツの外はいつも曇っていて小雨が降っていて、そして、
 
誰も傘をさしていなかった。

なぜだ・・・?

不思議な国だ~。。。 と思った。

 そして、外国での第九の本番が終了した。

演奏後の鳴りやまない拍手とスタンディングオベ―ションに感激した私たちにある先輩が一言
ボソッとつぶやいた。。。

「あのな~、そらぁ感激するで。考えて見ぃ~俺ら、日本人やで。もし、日本にアフリカ人の合唱団の団体が来て日本語の曲をオケと一緒に暗譜で歌ったら感激するで~!!」

ふむふむ、、、な~るほど!?(笑)
 
しかし、19歳の私は思った。なんでもいい。とにかく、私は、

『必ず、ここへもう一度来る!!』

その願いが叶ったのはそれから約7年後だった。もちろん国際結婚するとまでは思わなかったが(笑)

さて、私と第九だが、17年前くらいかな?京都市交響楽団に第九合唱団というのが立ちあがった。当時の常任指揮者の井上道義氏が立ちあげたものだった。

当時京響に何かとご縁を頂いていた私はその発足したての「京響・第九合唱団」の指導を任された。

それまでにも他のアマチュア合唱団などで第九の指導はしてきたが、京響合唱団はセミプロの集まり。
たくさんの音大出身者が集まっていた。

さすがに声はいい。発声もアマとは比べ物にならないほどよく出来ている。

各パートのレベルはかなり高かったと思う。ただドイツ語の処理はあまり得意な方はいらっしゃらなかったように思うが・・・。

合唱の入る四楽章全曲を、指揮をしながらトレーニング するわけだが、ソプラノなんかは私が何かひとつでも注意しようものなら、

「では先生、歌って見せてください。」

とくるわけだ。ひえっ当時わたしは25歳・・・。若い時というのは怖いもの知らずで、開き直り度も今より高いのか!?

あまり気にせず、「はい!こうです。」と歌って見せていましたね(笑)・・・

そして、ソリストとしても何度か経験させていただき、今回は九州で初めての第九ソロでした。

オケは若者たちの集まりで活気に溢れ、新鮮でイキイキとして、とても良かったと思う。

もちろん熟練されたオケのメンバーによる第九とはかなりの音楽の出来映えに差はあるものの、それでもエネルギーみなぎる若さというのは素晴らしい。

合唱団は年配の方が多く、目の前のオケは若者。

その間に挟まれたソリスト^^;


ちなみに今回のソリストのみなさん。

左から、別府真也さん、中原直子さん、森岡謙一さん 

指揮は小倉高校出身で本来ピアニストの楠本隆一氏。
私は彼の指揮、決して歌いにくくないです。今回光栄にも何度もリーダーアーベントのお話を頂いた。是非ご一緒してみたいなと思う。

これは、楠本氏からのお心遣い♡

 今回の第九ステージ上で客観的に感じたこと。それは、若い人が人生の先輩方を必死に支え、そしてご年配の方々は反対に若い次世代を担う人達を大きな温かさで包み込む。そういう一体感をこのベートーベンの音楽から感じられたのだ。こんなことを感じたのは初めてで、私の今の年齢にも左右されるのかな、なんて思ったりもした。

だけど、この妙に日本人が愛するこの「第九」にはそんな力があっても不思議はないなと思う。

底知れないダイナミックさに溢れる。ドイツ語と言う語感とメロディー。詩の内容もいかにも日本人のすきそうな内容だし・・・

ソリストはそれぞれのプレッシャーとの戦いに打ち勝たなければならず><、強い精神力とテクニックが必要。なんともやりがいのある作品だ。まだまだ未熟な私はこれからも回を重ねながら少しずつベートーベンの求めた物に近づいていくことができればと思う。

 素敵な花バスケットをありがとう☆

 一日で蕾が開いた薔薇。良い薫りです。

いつも一番にチケットを買って下さる音楽愛好家の河野ご夫妻☆

終演後、パパと一杯 ☆
 大好き生湯葉♡!と豚バラコンビ♡
ごめんね~パパはノンアルコール・・・^^;

 手作りソーセージの盛り合わせ!
 出し巻き
 茶わん蒸し~♡

 ということで今朝、玄関をみると
やっと膨らんだ夕顔の蕾!
その横には朝顔!

メダカの水草(えっ~と名前なんだっけ。。。)も満開!?
 すると、る~ちゃん、

まま~!!私の朝顔も咲いたんだよ!!ほら!!二~つ 。咲いてるの☆見て!!

と次女、私の手をぐいぐい引っ張って、裏口へ連れて行く。

どれどれ!?



・・・・・・。
 
あはっ(^ο^)ゝ いえいえ、る~ちゃんこれは風船蔓ですよ(笑)

昨日(もう一昨日か)は、一日会えなかったからだいぶ、甘えぼう~ちゃんになってます。
へばりついて離れません。

大切なこの時期、大事にしてあげないと、すぐに大きくなっちゃう(@T。T@)