イタリアから来られた、来年のアイーダ公演の指揮者アジマン氏による「アイーダ」集中稽古がひびしんホール大練習場にて3日間行われました。
この日までにスタンバイして、稽古で習うことは今後の練習の課題としてしっかり体に叩き込む、
「予定」
でありました。
ところが、その数日前、コン詰めて練習していたときです。
あらま、えらく調子がいいじゃない?もう少しやってみようかしら?とたっぷり練習したのです。
その翌日はやめておけばよかったのに、続けて練習。
そして3日目、アジマン氏の来日の前々日。
喉が言うこと聞かない!?><
このオペラはとにかく凄いです。アイーダっていうのは初めから最後まで歌いっぱなし、声を抜くところはほとんどないばかりかピアニッシモの聞かせどころが何か所も。
その上最後は「至上の愛のピアニッシモ」という拷問が待ち受けている。
大変!!
喉を休めなきゃいけない日というのに朝から4人個人レッスン、夜は第九の指導で喉を休められず、おお焦り。
おまけに次女が熱中症!?凄い高熱でダウン。
睡眠さえ取ればまだなんとかなったかもしれない、という夜に限って、一晩中看病。
一睡もできなかった。
仕方ない!喉は最悪の状態で、治らないまま、アジマン氏を迎える。
案の定、練習にならないほど調子は悪く、マエストロは常に喉を気遣って下さるという状態での練習に・・・
練習一日目からすでにスコアを頭から通す。
自分では一番わかる、三日間声を出さずにいると必ず治る。
でも三日休めないから、治らない・・・
さて配役ご紹介、
私しは取り合えず、自分のことを棚の上にあげさせていただいておき^^;
メゾの八木さんはものすごい美声に持ってきて、高音の持ち主。今後のシティオペラにとってかなり有力なメンバーになることは間違いないですね。後これに演技力が加わればかなり素晴らしいアムネリスが完成する予感がします。貴重なメゾソプラノだと思う。
テナーの藤田君のラダメスは少々「藤田節」はあったもののさすがの歌唱力。彼の事だからこれから最高のラダメスに仕上げて行くことでしょう。アリア「清きアイーダ」なんてのは本当にブラボーものです。マエストロも絶賛☆
当然ダブルキャストでの公演になるわけですが、森岡氏は世界でも珍しいといわれるラダメス適役の声ではないだろうか。 ファンの方たちは間違いなく惚れ直しですね。
もう一人のアイーダ役の久保さんは、何を歌っても手抜かりなくこなしてしまうソプラノなので見習わなければ!です。
と、客観的に仲間を見ていた私ですが、最終日、少し喉がなおり、全幕通しました。
私の最大の課題はイタリア語を発音するときの「ポジション」=「声を当てる場所」が、ドイツ語や日本語と違う場所であること。
考えるところ、これを克服するにはイタリア語を話すしかない、ということだ。
我々が信頼すべく指導者、蓮井求道氏。マエストロ曰く、彼のイタリア発声は完璧だ。とのこと。
確かにあのお歳であの歌唱力は凄いとしか言いようがない。それがその無理のない正しい発声法を証明している。
そして、今回なんと、
アジマンJr!
が一緒だったのだ。
Ollalla~イケメン君!^0^
せっかくの初めての日本だというのにパパは一日稽古。練習場で過ごす毎日。
事務局からの電話で主人がお手伝いすることに(笑)
スペースワールドや、いのちのたび博物館、 ショッピングモールなどなどでほぼ一日を費やし^^;これがその記念写真
ダニエーレ・アジマン氏の長男、ダビデ・アジマン君☆
主人と長女と一緒にスペースワールドで。
ダビデ君はイタリア語オンリー(英語は私の娘の方がましなくらい話せず・・・)
主人は大丈夫だよ、話はちゃんと伝わったよ!ジャスチャ―で・・・
^^;とのことで、ま、一見落着!?
明日のガラコンサートの本番を終えたら帰国されるけど、次のアイーダ稽古ではきっちり歌えるようにしっかり準備!&調子のコントロールしなくては!でもまた秋は仕事がいっぱいで体調なんか壊しそうだし、インフルエンザがどうのこうのなので、、、やはり早め早めの取りかかりでやらねば!ですね。