12月10日出演する私自身が楽しみにしていたPJワインセラー クラシックコンサートでした。
この場所で歌うのは二度目。確かとても歌いやすかった、海も見えるし!
そして、
絵画、調度品に心躍るのです!
私は外国の陶磁器、アンティーク家具、クリスタルガラスが大好きなのでここは、まさにパラダイスです。
会場1時間前。残念ながら日がとっぷり暮れて海はみえなくなりました・・・
でも、時々通る船の光がちらちらととても美しくこれもロマンティックです☆
赤坂海岸にあるこの欧州館。本当に素敵なところで、え?こんなところに?と思わせる通りに突然現れる別世界。中へ入ると小さなお城の様。
中に並ぶ調度品はとてもセンスが良く外国の香りが高くて、とても心地よいのです。
大好きなクリスタルに囲まれて!
ココに来ると私が親しくさせていただいていたドイツ人を思い出します。彼女の家に来たような気分になって懐かしい。その知人の自宅はみんなから「小さなお城」と呼ばれていたほど素敵で。
彼女の家には世界に1点しかないマイセンのオルゴールがありました。それをフロアーにぽんと置いていて、なんとオルゴールの前を、当時私の娘が3歳になったばかりの時だったかな、走りまわっている!それでも、慌てて叱ることもなくでも「触ってごらん」、って優しく言ってましたね。娘はよくその柔らかそうに見える、陶磁器でできた芸術品、貴婦人のドレスをそろ~りと、触っていました。
その娘も今はもう11歳。
そう、きっと私だったら子供が走り回ったら「気をつけてね!」とつい言ってしまうだろう。
PJワインセラー欧州館のオーナーの林さんも、どことなくそんな雰囲気。いちいち誰かが壊すかも、なんて思っていたら、こんなにたくさん揃えられないし、しかもこのように一般公開はしないだろうな。
その林さんと一緒に
そして、このコンサートをご案内してご多忙の中、足を運んでくれた知人(某・貿易会社の社長さん)が、なんとこの林さんの昔の同僚だったのです。驚きましたね。
以前、共に仕事をしていた仲間だったのです。
10年?20年?以上ぶり!?に再会されたとかで非常に喜ばれていました。偶然の再会のお手伝いが出来て、嬉しかったです。
日本歌曲、中田喜直 「髪」、
「霧と話した」
オペレッタ「こうもり」よりロザリンデのチャルダッシュ
本当は仮面でもつけて弾けたいところでしたが(笑)一人でするわけにもいかず・・・
そして、急遽前日の夜決まったアンコール曲。
モーツアルト「ドン・ジョヴァンニ」より蓮井求道先生とのデュエット!!
ドンナ・アンナは何回か歌ったとこあるけどツエルリーナは、、、良く考えたらこの二重唱も学生の頃ちょろっっとやったきり。
実は歌詞、全然知らないかも!?
もちろん有名なので聞き覚えはあるけど
始めのドンジョヴァンニの歌詞~la cidarem la mano~♪ だけしか覚えてないし><。
こりゃ大変だ!!
さ~暗譜だ~~~!!
っと、本番前日慌ててスコアを引っ張り出してきて、音を確認して歌詞を覚えて暗譜です。ベッドの中で一晩中歌詞を追っていました、夢の中でも暗譜して、なんとか頑張りました。
10日当日はこれまた、朝から娘の幼稚園のお遊戯会だったので、
本番前のリハーサルまで全く時間がなくてとても不安でした。
そしてリハーサル、先生が言われた!
「レチタティーヴォつけるか。じゃ僕がここ歌うから一言、入れてくれるか。」
が~ん><。こ、この上レチタティーヴォまで!
ま、でも集中すれば何とかなるもの。
レチタ付きで二重唱へスムーズに流れ、なんとか失敗せずに終了。
ふ~~~~っとひと息!
母(黄色の着物)とその友人
ピアニストの吉松理恵さん、ほとんど合わせられなかったのに難しいチャルダッシュをありがとうございました!!