2011年8月5日金曜日

なぜ自分がここに居るか

どうして私がここにあるのか、そんなことを一瞬考えさせられたお通夜だった・・・
今朝、父方の伯父が亡くなった・・・夕方お通夜だった。御病気ではあったが人の命が絶えるとは、やはり悲しいものだ。

住職さんのお話で10代遡ったら1000人以上のご先祖様がいらっしゃるんですよ、という話をされた。

心に響いた。

20代遡ると100万人?200万人?もっと遡るともっとすごいことに・・・

私が直接命について考えさせられるのは、わが子の命を思う時くらい。

何物にも代えがたい、私の命と引き換えても、守りたと思うのが子供の命。

時々、一人暮らしのご老人が一人っきりで誰知る人ぞなく亡くなっていたと言う話を聞く。

ある例で、そのようなご老人を最後に訪れた人が最後にその方に聞いたそうだ。

「あなたの幸せとは、何ですか」

すると、

「子供と孫の幸せです」と答えたそうです。

きっと私が80歳90歳になって一人暮らしをしていたとしたら、同じことを思うだろう。

今でも何より大切なものは、わが子の命だから。

そんなことを思ってくれた人たちがいて、今の自分の生命に繋がっている。

10代遡っただけでも1000人もいるなんて・・・

自分は自分の力で生まれてきたのではないから。

私と主人がいないと子供はいない。父と母がいないと私は生まれない、祖母と祖父がいないと両親は生まれない、これ以上は頭がもつれそうで考えられないけど、でもわが子と同じ様に人の命というのは尊いものだと思う。

亡くなってしまっては何もかもおしまい。

なのでしょうか。

いいえ、
その人の話した言葉、その人にもらったもの、その人に習った歌、その人の書いた手紙。
それはずっと私のこころに生き続けます。そしてそれは決してその人が亡くなったから消えるものではないと思うのです。

私がいる、亡くなった人がいる、そしてわが子がいる。
現在、過去、未来。

これらは一つの線で結ばれているんだと、改めて実感しました。

やはり、そうなると、亡くなった人というのは大切な存在だと思うのです。
伯父へ、心よりご冥福をお祈りします。