2011年1月9日日曜日

完璧な高音と豊かな音楽性

今日は私の先輩、京都市立芸術大学の同じ蔵田裕行先生門下として、尊敬するソプラノの歌手のコンサートだった。日紫喜 恵美さん。

2011年九響ニューイヤーコンサートだったが、九響にソプラノがゲスト出演しているのではなく明らかにソプラノに九響がゲスト出演している感じだった。

あそこまでできる歌手はなかなかいないと思う。先輩の舞台をみたのは15年ぶりくらい。
全部で3回の衣装替え!どれも先輩らしい。可愛いドレス。

やっぱりすごかった。
「もっと見ていたい、もっと聴いていたい。」、「また聴きたい、また会いたい。」

そう思わせるのが本当のアーティストだと思う。

日紫喜さんはまさにそういう人だ。

声の色、艶やかさ、華やかさ、何と言っても音楽性、すべて魅力的。

そしてすごく関西ののり。で明るい!!

始めのアデーレの「公爵さまあなたのようなお方は」からそのオーラを発散させてくれ、
私はよし!これだ!!!これを感じるために来たんだ!!と大満足していた。でも、
会場はちょっとどぎまぎ、、、している感じだった。

関西ではすごく当たり前かもしれないけど、こっちではあそこまでコンマスの横で動きまわるソリストはあまりいないから。

でも徐々に彼女のオーラに引き込まれていく。
コンマスのところからチェロのところまで、指揮者の後ろを通ってステージを一杯一杯使う。彼女の魅力に満ち溢れる会場。

アデーレ二曲、チャールダッシュの女王からハイヤー、春の声、オランピア、と通常ソプラノアリアに出てくる最高音Esが連発する。
それを連日、本番しているというのがすごい。

指揮者(現田さん)をぐいぐい向こうに押しやって指揮台の上に上げて見せてくれるお身脚。
(脚線美は昔のまま。)ほんとに私より年上なのか信じられない若さ。

日本語の歌詞でのオペレッタアリア。あんなに高音なのにほとんど完璧に聴きとれる言葉。

オランピアはほんとにかわいくて会場は彼女が歌っている途中でも笑い声をあげてうけている。それが許される雰囲気に彼女自身がもっていっているのがすごい。

まるでサロンコンサートでもしているかのようにこの約2000人の会場、3階までびっしり詰まったアクロス福岡(福岡シンフォニーホール)をのせる。ってなかなかできないんじゃないかな。

この感動をまた味わいたい。

楽屋にご挨拶に伺ったら、きゃ~~~!みゆきちゃ~~~ん!
京都に来てよ~~~!
と、お変りなくて、、、























ありがとうございます。ほんとに素敵な時間でした。