2010年11月26日金曜日

お着物で七五三参拝。小倉城、八坂神社へ

下の子が三歳!七五三のお参りにいきました。























イチョウの葉を持って
ハトぽッぽを追いかけます!


































お姉ちゃんは9歳!











































すっかり歩き疲れた瑠奈です。それでも密かにピースは、はずせません(笑)























すくすくと元気に育ちますように!!

2010年11月23日火曜日

「椿姫」場面の抜粋紹介

1幕: 裏社交界のトップと言われるヴィオレッタ、青年アルフレードとの出逢う













































































純粋でひたむきな想いを伝える彼に次第に惹かれて行く





ああ、そは彼の人か~花から花へ

2幕: そこへ現れるアルフレードの父親。ジェルモン。
家族のため、アルフレードと別れてほしい。愛する彼の父親の願いを受け入れる。









愛するアルフレードに別れの手紙を書いているところへ彼が帰ってくる



あなたを愛しているから、と最後の言葉をかけ別れる


フローラ邸でのParty
よりを戻したバローネと現れたヴィオレッタにアルフレードは激怒する。



汚らわしい私の名なんてもう忘れてほしい。

誰に別れを誓ったのか、とアルフレードに問われその権利を持った人に、と答える



そうバローネです、
彼を愛しているの。


3幕:

死を目前にして自分の人生を初めて後悔するヴィオレッタ。

娼婦の道を歩んだ自分、そこから一度離れてまたそこへ戻った自分。

こんなに早く死ぬのなら、アルフレードと
別れなければよかった。






2010年11月9日火曜日

La Traviata 行橋公演 Violetta 役

京都芸大にはいりドイツ歌曲を学びその世界に魅せられ、極めたいと研鑽を積むこと20数年。
その間、ドイツ・ブレーメン、ハンブルグ、カム、バットウラハ市 またオーストリア・ウイーンで勉強をした。いずれもリートを中心に。

著名ピアニストと演奏をする機会を与えられ、歌とピアノの密接なかかわりを勉強してきた。

もちろんその間にオペラ、オラトリオ、とオーケストラとの共演の本番も重ねてきた。

しかし、この度巡り合わせてきた「椿姫」のVioletta役。決定したのは5月。そして練習開始日が発表されたのは6月ごろ。
自分の中での大きなチャレンジだった。11月6日公演にむけて始めは1ヶ月に2回の稽古が7月からスタートした。

さて、全幕イタリア語だ。出ずっぱりだ。もちろんイタリア語は大学で勉強した、イタリア歌曲もアリアも基礎から学んでいる・・・でも長年ドイツ語にどっぷり浸かっていた私には殆んど未知の世界に感じられた。

このオペラを一本通すのは至難の技だぞ。

6月から朝から晩までスコアを手にする。そしてなんとか7月の初練習日にはすべて暗譜を終えていた。
暗譜から先が長い道のりだから。

暗譜していないと指揮者のやりたい事も理解できないし、リズムもフレーズも意向に添えない。

そうして、立ち稽古が始まったのはそれから2カ月後だった。それまでの間の音楽練習は5回くらいあったと思う。

立ちがはいると、あんなに練習していた音楽もすべて1からやり直し状態だ。
1小節歌うごとに動きが指定される。目の動かし方、その時の感情、どこの小節で一歩出るか、なぜ1歩出るのか、その意味を考える。相手が歌っている時の、1つ1つの言葉で反応、どう反応するべきか。

自分の出番だけでもほぼ全幕なのに、さらに残りの部分もすべて頭に入れなければ、舞台上での演技はできない。

これは私が学んできた、経験を積んできた自分自身の解釈で演奏していい、ドイツ歌曲やオラトリオとは全く別の世界。

やや焦り始めたのはこの初立ち稽古の日からだった。

いかにメロディーを重視し、音楽だけを重視してうたってきたか反省させられた。

言葉!言葉!言葉!だ。
イタリア語だ!!!

これを最も必要とされた。

それを少しずつ自分のテンポで本番へ向けて作って行き、11月3日。
この日から通し稽古が始まった。今まではピックアップして各箇所を練習していたが、一幕から三幕まで通しての練習。


このヴィオレッタは高級娼婦、

彼女の心境の変化を明確に表さないとオペラの枠組みがはっきりしない。
いくつかの心の変化がある。

まだ舞台の写真ができていていないので楽屋の衣装写真のみ添付。

1、青年アルフレードと出逢い生まれて初めて心から人を愛してしまうドキドキと不安に満ちた心。























彼との純愛に幸せな日々送る。ところがある日訪れたアルフレードの父。私たちの家族の幸せのためにあなたのような女性と息子の交際を許すわけにはいかないと別れを説得させられる。

2、アルフレードを愛すあまりその父の言葉に重みを感じ、彼の家族の幸せのため身を引く覚悟をした彼女。























ココでまた娼婦の道へ戻ってしまったのが「La Traviata」というタイトル「道を踏み外した女」につながるのだろう。

どこか田舎の土地で農婦になってもいいのに・・・
やはり華やかだったパトロンとの生活にもどってしまう。

そして愛するアルフレードには一通の手紙を残すのみで別れるが社交Partyで出会ってしまう。


















3、彼に友人達の前で侮辱され、愛する心を理解してもらえない、そしてそれを告げられないやり場のない心に、ずたずたにされ打ちひしがれる。

4、結核が悪化して死の床。一人で死にゆくはずが、まさかのアルフレードとの再開。























死ぬ直前にすべての痛みが消えさる。これは結核患者だけでなく、病死する直前の人に稀にある症状の一つらしい。「私が死んだら、この(私を愛する)人は楽になるんだ。」 と思った瞬間、激痛は止み、すべての痛みと苦しみから解放されるそうだ。
同じく息を引き取るヴィオレッタは傍で聞く愛するアルフレードの声、彼の呼吸を肌で感じることで幸せに満ちていた。もしかしたらまた二人で暮らすことができるのかもしれないそんな錯覚に陥ったその時、突然すべての痛みから解放されたのである。力が沸いてきて生きる希望と生命の光を見る。

5、そして彼女はその光へと手を差し伸べながら息を引き取る。

この決して複雑ではないシンプルな心の変化を美しいメロディーと、動きの中で観ている人に明確に示さないとならない。

すべての公演を終えた今、この役を時間をかけて自分のものとし、近い将来もう一度演じたいと思った。

2010年11月2日火曜日

La Traviata 椿姫 北九州公演 楽屋

10月30日(土)北九州芸術劇場大ホールにて
北九州シティオペラ。グランドオペラ「椿姫」が上演されました。

世界で活躍の指揮者ダニエーレ・アジマン氏を迎えイタリアミラノ市と北九州市の国際文化交流が実現しました。



















本番後の北九州市長を囲むレセプションでアジマン氏と。ドイツ語を話されるので言葉には不自由することがなく公演を終えることができました。
























家族が舞台袖に楽屋見舞い。



















イーラ・イオセビッツェさんと。Violetta,Flora
今回の演出はFloraは友人ではあるが、裏社交界のトップを争うライバルとしての役作りでした。



















演出家の井原氏の超短い稽古でよくみんなついてこれたと感心...
われわれはともかく、音大生を含むアマチュアの合唱団の方々、本当によく頑張られました。

演出家の井原広樹氏。



















メイク室にて変身中・・・
























なんかこういう顔、見たことあるよな~だれかに似てる・・・



















アンニーナさんと一緒に、Flora、1幕登場での姿。
























Alfredo藤田卓也さんと。彼は本当に国際レベル、素晴らしいテノール。