2012年10月23日火曜日

もしかして?もしかする?

朝、パパが出かけて、花がしおれかけているのを見つける。大変大変><

お姉ちゃんが学校へ出て、洗濯機をまわして、さっそくこの薔薇のお水替えをして、

次女を起こす前にPCのチェックをして・・・ちょうど、7時50分。

8時からの朝ドラが始まるので、それまでに自分の朝食の準備をしてコーヒーを飲みながら朝ドラ「純と愛」をみる為にTVの前にスタンバる。

いや~この愛君、まさにわたし好みなのだ~!!素敵~☆

内に秘めた高い能力、これが最高の魅力!なのですよ。 朝食が終わる、同時に朝ドラも終わる。あとはNHKをかけたまま家事。お洗濯を済ませて次女を起す。

そして、無事幼稚園へ出て、

自分のスケジュールを見る。

感動した。カレンダーと手帳を何度も見た。

今日は予定が一種類しかない。

うそみたいだ。

毎日、毎日、3種類くらいの仕事をばたばたばたばた。。。
「貧乏暇なし」人生。

移動しながら頭フル回転、ミスはないか、乗り継ぎ時間は間に合うか、忘れ物はないか、連絡し損ないはないか、郵便物のチェック、メールの送信漏れはないか。などなど。。。

やっている分野が様々だと、ちょっと気を抜くと大失敗を犯してしまうので要注意だ。


でも今の私に最も大事なのは自分の歌の向上である。ことは日々実感しているしこの芯がぶれないように予定を立てて行かなければならない

全てはこの目標の為にやっている。いつも感じてることは日々の生活の全ての時間、全てのスケジュール、今の自分の行き先がちゃんと「一つの点」に向かっているかどうか。ちょっと、、、これは一体何の為!?というのをきちんと考えるようにしている。その「何の為」がいつもいつも変わって行かないように、まっすぐそれに向かって前進したい。

でもいくらそう願っても時にはやりたくないこともやらないといけない。

~今は、それしかできないから~

というもの。でもそれも必ず目標に向かうまでの通り道なんだな~って思うようにしている。

もし、道から外れていることに気が付いたならば、ばっさりそれを切り落とす勇気を持たないといけないと思う。

私は結構、ばさっと縁を切る方だ。

でもその時に出逢った人々は、逢うべくして逢ったかけがえのない大切な宝物。
出逢いには必ず意味があるのだから。

ということで、時には実力以上のものを発揮せねばならず、時には睡眠時間を削らねばならず、

それでも今生きる幸せをかみしめる日々。

それにしても今日は何でこんなに気分がいいのだろう、と改めて考えてみる。
 秋のすみわたる空のお陰かな?大きな仕事がひと段落したお陰かな?

そして答えにありついた。

美味しいご飯を頂いたのだった (⌒O⌒)・・・やっぱり・・・

(胃袋ってのは、とても大事ということだ・・・) ←え?私だけ?・・・かも^^;

せめて息抜きに美味しいものを食べて

息抜きと息抜きの合間も、美味しいものを食べて

気晴らしに美味しいものを食べて

疲れを癒すために美味しいものを食べて

がんばっとります。結局たべてれば幸せなんです(笑)

美味しいもの=カロリーが高い=栄養がたっぷり=元気になる=脳が喜ぶ=疲れない=風邪ひかない=心が満たされる。

そう、ただの「食いしん坊」^0^;
です。

今日は朝から歌のレッスンだったのだけど、またレッスン後にお食事の用意をして下さっていた。

ほら!!
じゃじゃ~ん♪

 心のこもった愛情たっぷりご飯。

人様の作る手料理ってのはホントに美味しいな~ 幸せな気分♪
玉子焼きは甘くてやさしい~!贅沢な鯛飯おにぎり~!ホウレンソウのおひたし♪浅漬けに家庭菜園のししとう炒め☆  ぱくぱく うひょうひょ ・・・ 

ちょっと嬉しがりすぎ!?^_^;  もう「食べる気満々」が隠せない私です(笑)
レッスンでは全力投球で、私の知っていること全てを伝えようと努力します。私が受けるレッスンを思うと、もう少し出し惜しみすべきなのか?なんて思ったりもしますが、でもでも、私は、そんな器用なことはできないので、知ってることを全部、お教えします。

今日もそうだったけれど、いつも思うのは、生徒さんの声を聴いていると「血のめぐりが」見えるんです。

 実際「血」ではなく、私たちの表現では「息の流れ」と言いますが。

あ、、、あそこで詰まってる・・・あ、もうすぐつまるぞ、あ、逆流しそうだ・・・と言う感じ。手に取るようにその人の身体の中のエネルギーの流れが見えます。

それをどっち方向へ流すべきか、をアドバイスさせていただいてるわけだけど、今日もお二方とてもレッスン後はすっきりした表情でらして、何より私自身非常に勉強になっています。

私はいつもその後は結構ぐったり(笑)。30分ほどするとまた復活するのですが。直後はきつい。

お茶とお菓子も頂いて、ではまた~とさつまいもの手土産までどっさり頂いて帰りました。

帰り道、和菓子屋さんに立ち寄る。

パパの好きなこしあん桜餅(桜餅のこしあんは珍しいのです)
それと、次女の好きなわらび餅 が、お店の入り口から見えるのです。
このぺったんこのは初めて。かなりの人気菓子というのでこれも、買ってみた。

ふんわりねっちょり、品の良い甘さで白はこし餡入り、緑のヨモギはつぶし餡。

さて、後5分で幼稚園バスが到着します。

たまには、子供と公園にでもいってこようかな!

昔読んだ本、幸せだな~満足だな~と言い続けると本当に向こうから幸せが飛んでくるって。


2012年10月21日日曜日

合唱とは

唱え合わせる。と書きますね。一人で頑張って歌っても逆効果。楽しみは合った先にある。

素晴らしい天使の歌声を聴いた☆

「第18回ヴォーカルアンサンブル・フェスティバル」を聴かせていただいた。

まず会場のなかまハーモニーホール、初めて行く・・・行き方を調べる・・・だいたいOK.

JR小倉駅に着いて電車に乗り込み4人掛けの空いた座席を見つける。

「お~^0^ラッキー~・・・☆」

乗ったらあとは、ゆっくりコーヒーを飲みながら中間駅までこのままGO!

今日は久々に電車の中では何もしない。

いつもは乗ったと同時にあれや、これやをカバンから引っ張り出して読んだり、書いたり、、、暗記したり。大忙し(=^・・^)

するとそこへ、ちょっぴり怖そうな(?)ビジネスマンらしきおじさまが乗ってきた・・・。

4人掛けの私の斜め前に座られたので、

「白目でチェック」←結構得意(笑)^_^; 

瞬間頭をよぎる

「この方、もしかして今日のもう一人の講師!?」

 私の直感というのは自分で言うのも変だけどかなり当たる。座ったと同時にそう感じた。これだけ人がいるのに・・・

結果から言うと「ドンピシャ」。楽屋についてお互いの顔をみて、指をさし

「あ”------!!」

なんと相手の方もそう思っていたそうだ・・・(笑)

「よっぽど話しかけようと思ったけど変なやくざのおじさんだと勘違いされたらやだから、やめといたんだよ~!」

だって(笑)

私たちは一度もお会いしたこともお互いの年齢も知らない者同士だったのですが。お互いそうだと思っていたというのが不思議なんですよね。お話をして見ると、全然怖くない!(笑)素敵な方でよかった。

以前も関西の阪急の中でドア口に立つ私の真後ろに立っていた男性。

私の距離は3mくらいあった。

ふと窓越しにその男性を見てしまった。(意味はなく) そして、瞬間、

「あ。。。きっとこの人、私に話しかけてくるな」

と思ったのだ。じっとわたしを見ているわけではない感じるのはそういうオーラ。

これは別に自意識過剰とかではなく、何も深い意味はなく、ただそう感じただけ。顔はよく見えないしただそういうオーラがものすごく放たれていた。

そして数分後、茨木駅あたりで、やっぱり来た。

「あの、ちょっとお茶をするお時間ないですか。」

ほら、きた。

普通見ず知らずの人にいきなり電車で話しかけられたら、「???」と思いますよね、

素性の知らない方だし。いえいえ、と遠慮させていただきます。 となるのが普通。

 でも、なぜか「そんな予感」がしていたので、声をかけられると、すんなり、

「はい。いいですよ」

となったわけ。

それと比べるわけではないですが、そのJRの4人がけ席に座ってこられたお方、ははは
やっぱり同じ講師で呼ばれたもう一人の方だったのですね~。自分の勘はまだ衰えてないと実感(笑)

ジャーナリスト萱島さん。合唱や吹奏楽など数々のコンクールでも審査をされているようで音楽の専門家ではないけれど、耳が大変超えて(肥えてです。はい。)らっしゃるかたでした。

今日の様なフェスティバルは音楽の専門家だけに評価されるべきではないですから、一般の聴衆の耳と目でどれだけ感動をもらえるか。が最も大切!

高校生・思春期を合唱畑でどっぷり生きてきた私であるが、合唱の魅力は凄い。
合唱はアンサンブルの集まり。

ハーモニーの輪の中に自分が入った時というのは、他の体験では言い変えることのできない。

何とも言葉では表現できないほど想像を超える別世界に入るわけだ。

敢えて表現するならば、「虹の中に迷い込んだ自分」を感じる 、とでもいいましょうか。

これは、オペラの合唱ともまた違う。

合唱曲の合唱でしか味わえない。

今日は中間市で3人から20人までのヴォーカルアンサンブルのフェスティバルがあった。

中間駅。初めて。

本当に着くのかしら…9時20分に楽屋にて打ち合わせなので遅れてはならない。JRの時間を調べて 小倉駅を8時18分。

8時54分。中間駅。よかった・・・ちゃんと無事着いたようだ。。。

で?、このまままっすぐ!?で良いんだよね?徒歩7分って手元の資料には書いてある。
へ~~~・・・「曲川」って言う川かぁ。なんだか「楽曲」みたいな感じでかっこいい☆なんて思いながら写真撮ってぐんぐん進む。

右手を見ると朝日に光る朝顔
 駅から徒歩7分って、すでに6分歩くけど、何にもない。左手は大きな山が・・・。

一番心配な気持ちになったのは、駅から大通り(だと思う。)を歩いて6分たったのに、
まだ、一人しか人間をみていない。

間違ってるかも?中間ってたしかもう一個あったような・・・筑豊中間???

いやいや大丈夫なはず。

ずんずん進んで向こう~~~の方の左手にホールらしき影がみえる。

近づくと やった!
 すご~い☆
結構大きなホールじゃないですか。 いきなりこんなのが登場してびっくりしました♪
見覚えあるポスターもあるし、よし!間違いなし☆

そして楽屋へ入って、今日の手順の説明を受ける。

26団体よりひと団体選んでください、とのこと。もう一人の講師(審査員)先程の「電車の君」なんて呼んでみた!失礼しました~(笑)萱島氏≪朝日新聞のジャーナリストさん≫からも、

1団体を選考して頂きます。 とのこと。

それぞれ講評用紙を与えられました。

いやいや、楽しかった!でもひと団体づつに細かくコメントを書いて行くと、手がつりそうになりながら、いかに字を書いていないかを実感したのでした。 
そして休憩時間。豪華焼き肉弁当!「肉食~^0^」写真撮り損ねた><残念!

私自身今までたくさんのコンクールを受けてきたけれどなるほど、審査員の先生方と言うのはこういう心境だったわけか・・・。なんて少し分かった気がしたり?

結構「歌心」が大切だな~と実感。

「上手い」のは最低ラインで必要。でもそれ以上の「何か」がないとダメなんだな・・・

私が賞の対象として候補をあげさせていただいた団体は3つ。

そこから一つだけに絞る。それはメモアールという高校生の3人組だった。

何とも美しい。一人で歌っているかのように澄んだ一本の声。ビブラートのない典型的な合唱用の発声だが、聴き心地はなんともいい。そして響きもしっかりついている。

そしてその声が三つに分かれる。分かれても決して薄くならず、しっかりとした一本の線。

それぞれのソロメロディーも上手に顔をだしながらの三重唱。

曲は「栄光のかけ橋」と「涙そうそう」だった。完璧だ。「心を打つ」とはこういう音楽だと実感した。

素晴らしい世界へ引き込まれた。アンコール賞に選ばせて頂き、もう一度その歌を聴かせていただいて心がすっかり澄み切った。 家に着くと、ぐったり肩が凝った・・・疲れた・・・(x_x;)

食事の用意。。。!? やだやだ、無理無理… >< 連日五時半に起床で本番だったから・・・
と言い訳して^^;

でも、部屋の掃除とお洗濯は、してました。はい・・・(笑)

いつも家にいないお詫びに家族を食事に招待しました。・・・てか夕食の用意無理。きついよ~。
ファミレスでごめん・・・ (´∀`。)

でもね、チビちゃんとの時間だけはどんなに忙しくても取るように心掛けています。まだ幼稚園だから・・・
 今からおねんね前の「ご本タイム」 ☆(*∪o∪*)☆です。

2012年10月19日金曜日

3日間の舞台裏

去年、いけばな池坊の京築支部での祝賀記念パーティで30分歌わせていただいた。その時のご縁からこの度行橋市民大学での講義+コンサートの依頼が来た。 お話が来たのが3月ごろだったので、

「はいはい!おっけ~です~♪お任せくださ~い!」

という気持ちで、軽く返事をし、気にかかりながらも春が過ぎ・・・

夏休みにはしておかないと、秋は忙しいぞ~・・・?と思いながら気が付くと

秋が来ていた。。。

手帳を開くと4月以降は自分でも読めないほど真黒・・・><
外で携帯が鳴り、その時入った予定を立ち止まって手帳に書き込む。と言う日々。

そして、これが最も危険であり、大抵時間が大きく書かれて日にちを大きく、ぐるっと、囲むだけ。

そしてそのまま数日が立つと

「はて・・・これは何の予定であっただろうか?」

時間と日程。 しか書いてないぞ!?
せめて[時間と場所]であれば、、、^^;

結構これを繰り返して苦労したので、今は電話を受けたその場で詳細まで全て細かく書き込む。

だから真黒けっけ、、、なのだ(*´・ω・`)

そして、数ヶ月前行った母校の中学・高校でのチャペルでの証がきっかけで、頂いた短大と大学それぞれでのチャペルの奨励。

なんとこれが、3日連続本番につながってしまったのだ。

重ならなかったのも凄いが、連日に続いたのも凄い。

それが10月16,17,18日だったわけだ。

うヒョ~歌うだけのコンサートや、レッスンなら、専門分野だからいいのだけど、

こういった進学へ向けての話や、短大生向けの奨励、内容を変えての大学生向けの話は時間内にどうまとめるか、の準備が必要。歌も入れてということになる関連づいたものにしたいし。

短大生と、大学生は違う、、、それぞれの専攻分野に合わせて話をしたいな~でもドイツに居たときの話をしないと、私である意味はないし・・・。 等など・・・

一方なかびに入っていた「市民大学の講義」は3月に依頼されて以来、十~分な時間があったはず。

受講される方々は大学を卒業されてさらに勉強されている方、ご自身が先生や講師、どちらにしても向学心豊かで勉強熱心な方の集まりである。

テーマは「男の美学・女の美学」 

さ~て!どうする??きっと受講生は両親ほどの年齢に違いない。

いろいろ考えてみる・・・。が、いやいや、ちょっとまた今度にしよう。今は毎日の仕事に追われているから。。。と後回し。一日そしてまた一日。。。

そして瞬く間に1ヶ月が過ぎ、、、

 ─(´△`;)─

だめだ 。これ以上は伸ばせられない。

と焦ってパソコンの前に座ったのが10月11日の朝。

遅いだろう~!!^_^; 

みたいな。。。

この日は15年目の結婚記念日だったので、一日空けていたのだ。

いつも追い込まれないとやらないこの性格。

でも3日前だとあと少し!と言うことろで足りないので、4日前から始めた。

行き詰る・・・すすまない・・・

シューベルト、シューマン、ゲーテ、リュッケルト、ハイネ、それぞれについて脳みそをほじくり返して(もしかして、九州弁?)まずは知識だけでレポートを書き始める。詳しく調べ始めると寝ている時間はなくなっていき・・・。

3日間、ほぼ徹夜Οо。(>。<≠)。

そして、何とか出来上がった講義の資料と、プロジェクターで映しだすスライドの準備が完了。

2時間の講義で歌が10曲以上。+大学の歌がそれぞれ5曲づつで20曲。

当然ピアニストとの練習が必要なわけで、、、スケジュール帳とにらめっこして、時間を絞り出す。

もちろん通常の仕事は続行されている。

個人レッスン10人ほどと、NHK教室、よみうり教室、十字屋教室、ドイツ語教室・・・ +次女の幼稚園行事、そんなときに限って長女まで授業参観。と時間に追われる毎日。加えて従弟が結婚~!!

盛りだくさんすぎの10月・・・

とうとう。風邪知らずの私だが咳がコホンコホン・・・あれ?

風邪??

いやいや、まさか。

いま風邪って・・・うそでしょう。これは冗談なはず。

そしてゴホゴホ・ゴホゴホ・・・・

なんか肺の方にず~んと響く。

やばい雰囲気><

その日の夜、鼻を洗浄、うがいをこまめに。

二日後。もの凄い喉痛で目が覚める~("O";)~

くやし~!風邪だ!!!

喉ガラガラ、歌えない。
 
頭の中は普段使わない脳みそが大慌てで全力を振り絞って360度ぐるぐる廻っている

どうするよ~!?(;★Д☆)゙

寝ても半分起きているような感覚が数日続いて、夢の中でも何かを考えていた。

歌の合わせはちょっとお休み。

当日、講義の前に合わせましょう。
よろしくお願いします。

ということになった。

で市民大学の講義のシナリオを作り終える。やり始めると深く深く・・・追求したくなる。でも適切なところできりあげ。

 わ・ら・べは、み~た~り~♪ Sah ein klanab ein Roeslein stehen ♪ 
シューベルト作曲の「野ばら」は当時恋をしたフリーデリケのこと。
彼女の求婚を拒んで、彼女の愛をしりつつも去っていったゲーテの優しさ。
この少女なしにゲーテの詩人としての人生はスタートしなかった。

「野ばら」を通して全世界に、時代を超えて、国を超えて、限りない命を与えられたフリーデリケ。
ゲーテの愛した「ノブレス」赤紫の薔薇。
あらかた講義をスタートのイメージが思浮かんできた。

スタートがきまると後は早い。

一番大変な物が準備完了したので、そろそろ初日の準備へ。

 <10月16日(火)>

西南女学院短期大学チャペル奨励 
保育科・生活創造学科 の生徒さんたち300名の為に。

朝8時にかるく声を出して、レッツゴー♪
 マロリーホールにて。
 人生右か左かを選ばないといけなくなったとき、あなたはどちらへ進みますか。どうやって選択しますか。

 と話し始めて、歌を挟んで、あっという間の1時間。無事に終了。学長室にて。
西南の理事長夫人田中登美子先生も、お越しくださいました。

「こんな素晴らしい話をただで聞かせていただいて!!その上歌まで!!!

お御馳走させていただかないと気が済まないわ!!!」

と田中先生。

「そんな~~~!・・・ほんとですか!?」^^;

きゃ~嬉しい☆ と、フレンチをお御馳走してくださいました☆
もちろん、シェ・トワ☆ 

今日も美味しかった~!!

そして、翌日

<10月17日(水)>
市民大学「男・女の美学」シューベルトとシューマン

10時から始まるので9時に行橋の会場へ。
そうです。風邪で声が出なくなったので合わせをキャンセルしたので、この30分で確認の最終チェックをする予定でした。

プロジェクターの準備、、、椅子の場所、、、
証明の確認 などなど・・・

ご挨拶に次々係りの方が来られ、
ひょっと時計をみると9時15分。

さ、では歌いましょう少し。

と、ふと会場をみれば。

時すでに遅し~(×_×;)

うわ~もう人、座ってる~~~!

 しまったロビーで待っておいてもらう事を言うのを忘れていた。

うっそ~~~ (〃>目<)/

あ~あ。合わせどころか、発声すらできないまま、控室へ。衣装を着替えて、打ち合わせをしていたら5分前。

「野ばら」で始めるはず、だったが発声しないままこの曲はかなりの冒険だ。
無理無理><。

Sah ein Knab ein Roeslein stehen, Roslein auf der Heiden!
のこのHeiden!のところが、発声なしでは行きません。

柔かく、あたたかく、丸く、控えめに、、、美しく・・・
フォルテシモも3倍の「エネルギー」が必要。

急遽スタートの曲を変更。シューベルト「至福」
これで発声練習変わりにして、二曲目に野ばら。

そして、ドイツ人と魚について話して、早口言葉の練習。

会場は和み、盛り上がる、よかった・・・

どうして鱒のムニエルがミューレリンという調理名なのか。魚を金曜日に食べる習慣はどこからきているのか。そしてシューベルト「鱒」などなど、いろいろ進んでシューマンへ。

シューマンの愛した女性クララの人生。

いろいろ話して歌って、あっと言うまに2時間。

なんだかんだで10時~12時の講義、無事終了・・・


 花岡未佳子さんと。今回は20曲ほどの曲を用意して下さりありがとうございました!
 2つ、形が付いたので、後はかなりスピードアップ。残すは大学のチャペルで話すこと。

<10月18日(木)>
西南女学院大学のチャペル奨励
 保健福祉学部、看護、福祉、栄養学、尋問、英語、観光文化学、助産婦、各学科の生徒さん達の為に。ドイツ11年での生活、日本との生活文化の違い、結婚と出産、子育てと子供の教育法、ドイツのエコ、ドイツとキリスト教、今でこそ全て繋がった「感恩奉仕の精神」

についての話。

10分押してようやく終了。





九大医学部の名誉教授でもいらっしゃる学長さんと、宗教主任の哲学博士古川先生と
終了して楽しくお話をさせていただいた。

古川先生は素晴らしい。


ほら、こんなお方なのです。
本当のジェントルマンというのはこういう姿だと思います。ドイツでも日本でも偉い方ほど、このようであります。共通しています。

そして、当然、毎日美味しいものも頂きました・・・
うふっ


きゃっ


楽屋弁当も最高でした


普段あまり入らないBグルメレストラン☆たまには美味しい^0^

すいーつも☆
おっと!まだ書き足りないけど、仕事の時間になりました。


では、行ってきます♪



2012年10月2日火曜日

シェ・トワ♡ Chez toi 

久々です~!シェトワ!

今日はドイツ語の生徒さんのお母様がお食事に誘ってくださいました。

北九州で最も旬なフレンチレストラン 「シェ・トワ」に招待して下さいました!

じゃ~~~ん!!


キノコサラダとスモークチーズにさっぱりドレッシング、カリカリガーリック入り!

このスモークチーズが濃厚でありながらも、スモークの臭さはなく、非常にサラダに合っていたのです。

さすが~!シェフの腕前の良さ!

いや~見た目は地味だけど、そのお味といったら!もう、
  申し分なし!!でした!
 そして次に出てきたのが、キャベツのコンソメスープと自家製バゲット☆

そしてそして、本日のパスタ。ちゃんとアルデンテで美味しい!

アルデンテと言えば、むか~しむかし、有名なバリトン歌手、勝部さんと大阪でお食事した時、忘れられないシーンがあるのを思いだした。

指をカッコ良く鳴らしてウエイタ―さんを呼ぶ勝部さん。

「おねえさん!アル・デンテでね!」  

と・・・ え!?今のは、、、ウインク!?みたいな・・・^^;

へ~~~・・・ 当時私は20代。かっこいい人だな~なんだか映画のワンシーンのようだ。。。こんなこと普通にやっちゃうんだ・・・と思いましたね(笑)

ついでにお別れする時は、お見送りしてくれた改札口でこれも外国映画の恋人同士の別れのシーンのような・・・そんな姿を見せてくださいました。

機会があったら、また是非お会いしたいものです。今でもそんなノリでらっしゃるのだろうか・・・(笑)

さて、脱線しましたが、

続き。 メインのお魚です。さっぱりカリカリ^~^!なんて魚だったっけかな。。。

生徒さんは鶏肉のポワレ
カボチャのプリンはまったりとろ~~~~~~~~り♡
    ガト―ショコラも濃厚なチョコだけど全く胃にもたれない。
もちろんお抹茶!大サービスでタポタポ入れてくださいました(笑)

デザートにお抹茶がぴったりで驚きました。シェフの感覚も鋭くなってきているようです!!昔はコ―ヒ―の方が合いそうなものもありましたが、今日のはとてもお抹茶に合ってお互いをひき立てる感じでした。


う~ん!満足満足~!!

ドイツと日本の生活の違い、ドイツで注意しないといけない点。長年住んで困ったこと、等の注意点を話してあっという間に3時間近く。

大急ぎで店を後にして、

夕方はテナー・佐々木洋平君のコンサートに行きました。

ドイツリート、とても上手でした。声も健康でなめらか。歌唱力のある歌い手さんだと思います。
これからも頑張ってください!
家に帰ると、首を長くして待っていたらしいパパが、ランブルスコを入れてくれました。
今日もお疲れ様~☆です。





「見えないもの」=「感性」に触れ合う

海の見える館・赤坂海岸 PJワインセラー
レオナルド・マルツァガリア氏 (Leonarudo Marzagalia) をお招きして、9月30日来年のアイーダ公演協賛コンサーとして
ディナーコンサートを開催。

開演一時間前頃、そうです。やはり母は早かった・・・
 母の幼いころからの仲の良かった山本幸三氏
母と
幸三さん!盛大なブラヴォ~コール!ありがとうございました!!
・・・・・・・

マルツァガリア氏と始めて共演させていただいたのは2010年1月。もうすぐ3年目になる。今回で3度目の共演となった。

私がドイツから帰国して音楽活動を再開したのが2009年11月。帰国直後ということになる。

2010年、地元のニューイヤーガラコンが初共演だった。

当時彼に伴奏をしていただいた時、(正直言って、ヨーロッパに11年居た私にとっては?)特別なピアニストとして感じた印象はあまりなかったように思う。

それどころか、楽譜と違う事を弾く事にすごく違和感を覚えたものだ。

でも、よく考えると、オペラフルスコアをピアノスコアに書き換えるというのもかなりの無理がある話しだ。誰かが書き直してるわけだし。

別の言い方をすれば、例えばマルツァガリア氏がオケからピアノスコアを作ってそれが世に出ていれば、それと違うことを弾く人だって出てくると言うことだ(笑)

ピアノ譜というのは和声こそは正しいが、オリジナルより音が多すぎたり、少なすぎたり!?

とにかく、今回は大ホールでなく、サロンだったので、より彼の音楽の魅力に直接触れる事ができた。

日本で活動を再開してかれこれ3年の私であるが、今回のマルツァガリア氏との演奏は非常に感慨深いものであった。
 


彼の音色は新鮮で、豊かで、やさしく、悲しい、痛くて、爽やかで、躍動感あって、そして、憐み深かった。


そして、私の好みのピアニストであることに気がついた点が一つ。

大学時代から大学院までの間と、ドイツで伴奏をずっとしていただいていたピアニスト、は二人とも作曲家だったということ。この二人に共通する点は、ピアノの音高やテクニックにこだわり過ぎないと言うことだ。

そして、マルツァガリア氏も作曲家である。

あ、、、後もう一人、作曲家達の様な感覚の持ち主であるピアニストもいる。だが彼は本職ピアニストなので、これらに加えてピアノテクニックが充実しているわけだ。

彼らが掴んでいる音楽の形は、共通していた。ピアノという1楽器の型を破り、ピアノを大きな音のエネルギーの手段として使う。

彼らの頭の中には常にオーケストラが鳴り響いているわけだ。鍵盤一つ一つが楽器、そして、弾き手は、指揮者。というわけだ。

だからそのピアノ伴奏に導かれて歌うというのは200人のオケのメンバーの前に立つ指揮者との共演と同じ。

ただ私の後ろにいて、羽のついた黒い塊となって存在しているわけだ。


そう。もちろんピアノは全開
全開のピアノで歌の伴奏するにはどれだけのテクニックと感覚が必要か、ということだが、
 まず、オーケストラで言うと第2ヴァイオリンの部分。これがメロディーの中の中間音として確実に聴こえながらピアニッシモで鳴っている。

そして第1ヴァイオリンでテーマを演奏するべきところは、右手で巧みなレガート奏法が用いられる。
なんとも豊かな。

これは今私がまさに勉強中のベルカントの声で音と音をレガートにつなげるのと非常に似ていた。

そして時折顔を出す管楽器のソロ、時にはフルート、時にはホルン、時にはトランペット。それぞれ違った音色で登場する。

凄いとしか言いようがない

平らなこの鍵盤でどうやってその立体感を表現しているのだろう。

特にピアニッシモの音色はすばらしく、歌の合間に入ってくるキザとも言えるお洒落なアルべジオ。

すごいセンスだ。

ここに超えられない国境を感じる。

これは歌でもそうだ。いくらやっても超えられそうにない。出来る事はそこへ出来るだけ近づく、だけ。

その声質やポジション。び~ん!と鼻にあたってそこから離れないままピアニッシモやフォルテ、低い音から高い音まで鳴らす。
きっとピアノでも同じようなことなんだろうな、なんというか、

「澄んだイタリアの音」 ・・・

なのだと思う。掴み取れそうな澄んだ音色。そのクリアーな音のまま、いろんなシチュエーションに合わせて七変化していく。ホントに歌と同じだと感じた。

合わせたのは本番当日、始まる前に一回だけ。

リハーサルというのは、

「演奏者同士が お互いの心をちらっと開けてみる時間」

こんにちは~・・・入っていいですか~?って(笑)


土足で立ち入らないように、靴を脱いで、あ、外国では靴のままなので、靴の泥を玄関口で落とす時間、とでもいいましょうか(笑)

これが、共演者の

「見えないもの」=「感性」に触れ合う第一歩なのだ。

そして、本番でそれがどれだけ密接につながることができるのか。

本番前。やや垢ぬけない顔つきの二人であります・・・
 (普通は、本番後に写真をとると言う話もある、)
 

そして、「音」を「楽」しむ その空間には、

まさに音楽の天使が舞い降りたのだ。

演奏曲目は

ロミオとジュリエット「わたしは夢に生きたいの」

これは中間部の間奏の躍動感が最高だった。

そして、ブレスのタイミングがドンピシャ。

私の身体の中の息の流れ道が完全にみえている。

二曲目の前奏。
歌より素敵に歌ってくれるピアノ。
とても心地よく、私は音楽の中へと誘われた。
ルサルカ 「月に寄せる歌」
説明とこの曲を選んだエピソードをしゃべっています。

メロディーをピアノソロで弾く部分をつくり、本番直前に打ち合わせる。

こんなことが本番の前に出来ちゃうところが素敵なんですよ。

堅苦しくなく、楽しむことのできる感性。

ルサルカで歌のテーマを彼のソロでダイナミックに演奏してもらい、それを受け継いだ私。

よし!そう来るなら、こういくわよ!

とフェルマ―タで高音を伸ばす。

そして次へフォルテで流れてみた。

ははは、ついてくる!かっこいい!!!

しかもその後の間奏は私が思った通りのピアニッシモ。

キャ~楽しい!!!

しばらく忘れていた、こういうピアニストとの駆け引き。

数年の間に、私の感覚はずいぶん鈍っており、それをとり戻したいかの様に、ステージでその瞬間をたのしんでいる自分がいた。

昔はよく、100%信頼できるピアニストとは本番のステージで、それをやってお互いに楽しんだものだ。基本あってのアレンジだから、ある程度、お互いの音楽性を確認してからでないと 
危険な遊びであります。

彼のフォルテがどれだけ大きくてもうるさくない理由。音の透明感と全部の音が大きいのではなく、大きくあるべき音の旋律だけが大きいから。10本の指全部が大きな音になったら、全開のピアノのまえではとてもではないが歌えない。

当然だろ~ってことでしょうが、紙一面真黒の音符♪が並ぶのを見ながら、それを瞬時に感じるのはやはり頭の中が柔軟でないとならないし、出来る人は少ないのだと思う。

休憩後は マルツァガリア氏の自作のピアノ曲。ソロ3曲

なんと!!

 イタリア人の繊細な部分を垣間見てしまった。うそ!!こんなのなの!?_イタリア人って!!!

そう言えばイタリア語の先生が言っていた。実はイタリア人は日本人以上にナイーブでシャイで傷つきやすいんだと。

まさにそれが証明されたピアノ曲だった。

そんなこんなで第3部のアイーダのアリアショー(笑)へと流れる。

きっつ!!

いや~アイーダってのは誠にしんどいオペラであります。

こんなのまともに歌ってたら死んじゃう~!

いかに自己コントロールするかの勉強だ。
蓮井先生がプロローグで話されたことに説得力があった。

アイーダ公演は完成された歌劇場歌手が外国からやってくるものではない、我々が作りだすもの、そして、この公演を通して次へと大きく飛躍するために与えられているチャンスだと。皆さま応援してやってください。といったご挨拶をして下さった。

そして、今回のシェフソムリエ登場。
 彼は、リハーサル中にこの扉の奥のお部屋で・・・何やらごそごそしていた
 
 気になる・・・開いた時に入ってみた^^;
そうです。今日のお料理のために数時間前から、ワインを抜栓。
今回のワインはかなりグレードが上がり、1500円のウエルカムドリンクに始まりソムリエの説明に続き3500~5000以上のワインが出たそうです。

本番後に、私たちも、年代を追って飲み比べさせていただきました・・・
 本日のメニューはこちら。
 ローストビーフもとても美味しかった♡
私たちのには、すでにゆず胡椒ソースがなくなっていたのが残念だった・・・
母曰く絶品だったとか^0^

そして、現在、「イタリアものとは、こうやるんだ!」と、こってりドイツものの私に一生懸命教えて下さっている蓮井先生。こちらができるから,
こちらができない。ではなくそれぞれを両方別ものとして習得しなくてはならない!!!と思ってはいるのだが、、、^^; 難しい・・・
 

 テノール藤田君と。
 
 この度のアイーダ公演に向けての協賛事業をおこなってくださった
PJワインセラーのオーナー林さんをお呼びして。
  マルツァと、ハグっ!
本番は無事に終了☆ 今日の出演者一同☆