2013年3月2日土曜日

北九州市制50周年オペラ「アイーダ」公演における舞台裏③

~<アイーダ舞台裏3弾>~ です。

なるべく①から②、から行くことをおすすめします^0^

ミラノでの朝食、お昼まで部屋で予習や復習をして、お昼の12時がやってきました。

フィオーレ社員食堂で食べることが許可され、さっそくそこへレッツ・ゴー☆4階だっけ、5階だっけ
ここの社員食堂が美味しいんです!
いくら食べても7ユーロくらい(700円前後)にしかならない。

 食後にはコーヒーチケットをサービスしてくれるジョー社長♡
遠慮なく、食堂端のバールへ。
さて、さて、この後ヴェルディ音楽院のアジマン先生の部屋で稽古

 
 一幕から練習スタート 
アイーダ、アムネリス、ラダメス (アイーダの登場シーン)の3重唱から。

ここでは、音楽のニュアンスと方向性、そして何よりテンポ感の練習。

続いて、

八木さんと私でアイーダとアムネリスの 2重唱(3~4時間のレッスン)
 のどの調子がどうもおかしい。
う~ん、、、思うように声が出ないし、高音になるとどうしても言葉が出ない・・・
伸ばす音は息が回ってない感じもするし、、、
 指揮科の生徒さんら4~5人座っていた。アジマン氏は曲の解釈とひたすらテンポ感を指示。
私はここでは
「彼の棒」「彼の身体の中にある音楽を感じる」ことに集中した。

発声は、歌手に習うが賢明だから。
 ヴェルディ音楽院の廊下(そうです。この頃は余裕のない笑み・・・です)
 
は~・・・疲れた・・・─(´△`;)─ 地下鉄ホームにて
 

宿泊ル―ムへ帰宅、お疲れ様~!
仕事の後は連日「反省会」又は「部屋飲み」とも言う・・・

これでまた、メキメキ元気になる!・・・のは私だけ(とほほ)

みんなノリ悪過ぎ~!!
 

 そうこうしてると、我らが事務局長からスカイプが入る。お疲れさ~ン!とお互いに叫び合う。

そしてH先生と細かく現状報告のやり取りをされていた。といきなり今井さん、

「白川さん、あなたちょっと太ったんやない?」

が~ん!(〃>目<)/やっぱり?
 


食事の後、ミラノの郊外と市街地についての距離感を説明してくださる先生。
「え?これはスカラ座??? んで?これがコモ湖?」
 
 難しいんです。何せ全部ピーナツなもんで・・・

それぞれを変えるともう少し分かりやすい?と思いながらもひたすらピーナツで行くのはやはり美味しい赤ワインのせい。。。?(笑)


 ほとんど赤ワインを楽しんでいるのは先生と私の二人だけ。だからやけに楽しそうなのも二人だけ?

イタリアでの生活について、みんなと飲みながら深く話をしたいところだが、研修に来て飲んでんのは、私だけなのです。よって、しゃべるのは私がほとんど?
 
 こんなに美味しくて安いのに、なんでみんな飲まないんだ!!??もったいない!
飲んで、歌って、学ぼうよ~~~!全く~っ!
 

さて、いよいよ翌日は衣装合わせ
一人ずつ名前を呼ばれ、衣裳部屋へ入る。
 衣装を作って下さっているチーフとそのアシスタントさん達。
名前とサイズと場面ごとの衣装をチェック。

 「ちょっと歩いて見て?」   「は~い。」
 凱旋のシーンの衣装。蓮井先生すかさず、長すぎる!後ろ踏むなぁこれは。。。
裾をどれくらい切るか検討中。
 
少し切ってくださる、とのこと。
本番、無事に動きやすい長さになって日本へきました。
 3幕の衣装腕の長さを決めています。肩にタックを入れて行きます。
何センチ幅でいれるかこの場で仮止めしてます。
本番は、↑無事に腕の長さも演技がしやすい長さに。

ミラノでの衣裳部屋の続きに戻って、
ジョー社長、「靴を合わせよう!」

アイーダの靴はこれ!
うわ~素敵☆ ・・・と履いて見ると、歩きにくい!脱げそう!そして痛い><。

これはボツ!! (-_~-)
 これか、はたまた

全部履いて見て、これがいい!!
 

靴はこれに決定。
そう、そして、アイーダには全く関係ないけどこれがジョー社長ご自慢の靴。
4~5mの皮で、靴の片方しか作れないそうな^^;
ちなみに皮の値段は800~900ユーロ。と言うことは一足に1600~1800ユーロって事!?しかも、原価で。

ほとんどホビーの世界ですこれは!
 
 編んで行っている・・・
 

さて、いよいよ、第4段「ソプラノのピアニッシモ技巧を目の前で」
聴いた感動をお伝えします。何とも言えない空気の振動・・・ため息ばかりでるほど感動的でした。・・・