2010年12月23日木曜日

納得の第九

昨日、北九州ソレイユホールにて九響とフロイデコーラスの第九が演奏された。

先日のメサイアもそうだが、これらの曲は聴衆としてよりも、ソリストとして舞台に立つ回数のほうが多いので、客席に座るととても新鮮である。

第九の時もソリストがいつから(どこのメロディーから)心の準備にはいるのか手に取るようにわかるし、またその期待を裏切らないでちゃんと、そう云う顔付きをしてくれるから面白い。

そして、ひとつとても勉強になった点が。
それは、ソプラノソロを務められた澤畑恵美さんが長い長い3楽章の音楽の中に、きちんと入っていることだった。1フレーズづつちゃんと解釈しているのが遠くからもよくわかった。オケのスラー各メロディーライン、Auftaktを解釈している表情だ。

あれは私はまだやったことがない。

私は、いつもあ~美しいメロディだな=ここのオケはいいな、とかココはも一つだな、指揮者についてなどそんなことを考えながらひたすら4楽章がくるのを待つのである。

これではいかん!!

澤畑さんをみて、とても反省させられた。当然こうであらねばならない。

トータルで何が素晴らしかったかというとゴロー・ベルク(Golo Berg)の指揮だった。
物足りない、と感じる人もいるかもしれないが、かなり正統派の音楽作りだったとおもう。
とてもドイツ的・
さすがに合唱、ソリストみなドイツ語が上手だったが、それもはやり、母国語を振る指揮者であったというのもかなり大きいと思う。

またフェルマーターやピアニッシモ、ロングトーン、などアマチュアコーラスにはかなり難易度の高い部分もその技巧のぼろが出ないようにきちんと振っていた。

オケとのバランスもよく、ダイナミックさが良く出ていたと思う。
アルトソロは西南女学院中学校・高等学校、そして京都芸大大学院の後輩でもある八木寿子さん。

第九のアルトは非常に聞こえにくいが頑張っていたと思う。

さて、今日もCorvoを頂いてそろそろベッドに入ろうかな。
























明日は子供達に天使が舞い降りる日(南ドイツ地方ではそう言われているところもあるらしい)。
日本に居る私たちにはサンタが訪れる。
今年は友人のアンドリューがお庭から窓をノックする予定。

子供達はまた手紙付きでクッキーとミルクをお庭に用意して、(アンドリュー)サンタの来るのを待つ^^。