2011年8月8日月曜日

ははは、たまに縫物、これもいいか。

懐かしいな~手縫いなんて(笑)。

長女が生まれたときはやたらと手作りに凝っていたっけ。
気持ちも豊かだったな、あ、決して今が豊かでないわけではない(笑)

ただ時間がゆっくり流れていた気がする。なんでも手作り~^^何か自分の手で作ってあげたかったんだよね・・・間違いなく今よりずっと時間に余裕があった。

私の時間は全て子供のために~だった。でもそういう時期が一生のうちに一度くらいあってもいいと思う。

臨月近くから刺繍をして、壁掛けや、クロスステッチのクッションカバー、ベットのヒンメル(Himmel)等など・・・を作った。大好きなモーツアルトを聴いてハーブのアロマオイルを楽しみながら。

ヒンメルというのは、ドイツでは割と一般的なものでベビーベッドの上からふわ~っとかかっているもの。御姫様ベッドのようなものになる。今にして思うと、よくあんなもの手作りしたな~作るの結構大変~!それだけでなく家の中をごろごろ押してまわれる揺りかごにもその、ヒンメルを色違いで作った。

一説によると、赤ちゃんはお母さんのお腹の中から出てきたばかりなので同じような色ピンクのヒンメルがかかっていると安心感からよく寝る。とのこと。それも意識してそれっぽい色合いのものを選んでいた。
ついでに揺りかご用ベッドカバーも。

生地選びから凝って、フランス製の生地に絵も色もパステルカラーで薄紫と水色とピンクの組み合わせ、とっても可愛いプリント柄だった。

懐かしくてどんどん書いてしまった。今でも鮮明に覚えているその時の気持ち。嬉しかったな~

生まれる前からほぼ女の子だと自分で確信していたので完全に女の子の柄を選んだ。

いくら超音波検査で見ていたと言っても長女の時はまだ3Dがなかったので8割しか当たらないといわれていた。普通は生まれるまでどちらか分からないのだから、グッズは黄色とかにするらしい。

だけど分かってたんだな~私には。一応「自然産み分け法」なんかも試みたりして^^;絶対女の子ほしくて。信じてた女のこって。(これで男の子だったらどうするつもりだったんだろう?)

そして、どんぴしゃ女の子。しかもわずかその率3%と言われる「予定日」に産まれてきた!

二人目は作るつもりはなかったし・・・
次女のときは手作りものもはほとんどなかった・・・ごめんね~><でも愛情は同じよ!!

さて、
・・・というわけで私はミシン走らせるのは結構お得意。どんどん作っちゃう。テーブルクロス、ランチョンマット、カーテン、袋、ティッシュカバーなんでもぽんぽんつくっちゃうんだけど、手縫いは、、、><
どうも苦手。

肩がこるし、進みがおそくて、せっかちな私には向いていない。
根気がいるし~・・・はぁ~苦手苦手!

だから手編みなんてのも、よっぽどな状況でないとしなかった。一度セーターを編みあげたときその力作ぶりに感動して網目を数えたら数万個の網目だったことがある。そして毛糸は4万円分にも及んだ。渡した相手にはもちろん恩着せがましく言ったものです。「二度と編まない、大事にして」(笑)といって渡した覚えがある。

そして!

この度、ひさびさ、手縫いの必要に迫られた。

来る8月21日の公演、ヘングレだ!オペラ「ヘンゼルとグレーテル」私はお母さん役なんだけど、ダブルキャストのお昼の部ではもうひとつの役。
演出家の個性的な解釈で魔女の手下がいるのだ。

この魔女の手下は全部で4人。狂言回しのようなキャラも兼ねていて、
会場を温める役割と、黒子の役をする。黒子がピエロの姿をしているって言う感じ。

仮面をつけるので顔は見られないのがせめてもの救い・・・
仕方ない、この際、楽しんですることにした。

ただ問題は衣装!!!
通常オペラなら衣装は衣装さんがつくるか制作段階で準備するか、なのだが、急に演出家に言われたし何より予算外の話だし、自分たちで作るしかない、という決断に迫られた。手作り衣装~!?
他の役はすでに用意されているけどこの急遽言われた魔女の手下たちの分は無い!!

自分たちで~=~~~==作る~~~?やだな~~~

肩こる!!!

あ~あ・・・なるべく作らなくても済む法を皆で考えたがやはり、最終的にはある程度つくらなきゃお話にならない、ということに。

パジャマに手作りアプリコットを縫いつけるんだが、それも綿をつめてふくらましたものを作らないといけない。ドーナツ、ケーキ、アイス、果物、等など綿をつめて作り上げるそれを衣装と帽子に縫いつけて・・・

私は型なんかに添って作らない、フリーハンドで適当に切って適当に縫って^^;思うがままに作ります。ははは、こういうのきちんとやる人はちゃんと徹底的にやるんだろうけど、私はそういうタイプではない・・・ミシンならもっと本格的にするが(言い訳?)

例えばこんな感じ。左右均等でなくて、いびつだけど、ステージではそんなのわかんないし大丈夫!だろうということにして・・・


















あはは^^;まぁいいでしょ、一回しか使わないものだし。このために時間はあんまり取れないのだ~。
水玉模様をつけて抹茶アイスらしきものとイチゴらしきものも綿入りで作り、

これを着なくなくなった古いパジャマに縫いつけます。
キャンディーは貼りつけて。。。























表はこんな感じ↓この下には村人の格好をしていなきゃいけないのでびりびり~・・・と破れるように
マジックテープをつけて。両手首、両足首はゴムを通してモールを縫いつけ・・・























帽子はこれ。↓帽子にも全体にたくさん手作りアップリケがついてます。
イチゴ、クッキー、アイス、ドーナツ等など...























これに仮面がついて完成。

はぁ~~~
お疲れ様、私。

ということで、ワイン一杯(;^^;)