2011年7月17日日曜日

西日本工業倶楽部でのコンサート

こんな月夜にコンサートができたなんて、なんとロマンティックだったことでしょう。


















7月16日、西日本工業倶楽部(旧松本邸)でのソロコンサートが無事に終わりました。
約1時間プログラムだったので通常のソロリサイタルの半分のプログラムでしたので思ったほど疲れることもなく、無事終えてすっきりした気分ですね。

何より聴きにこられたお客様方が皆、とてもいい顔をされて挨拶にきてくださったこと。
これは演奏者にとって最高なことです。お客様の反応は顔に出ます!非常に分かりやすいですから^^;

さぁ、更衣室で支度完了。本番まであと30分。

今回は更衣室と控え室の二部屋を用意していただきました。























お天気に恵まれて、おまけに前日満月という下弦の月夜























コンサート開始30分前控室にて。カメラマンK氏(笑)たくさん撮ってくれました。


















音楽を愛する人の集うこの旧松本邸、素敵なコンサート会場は、ヨーロッパ調。あたたかい雰囲気に包まれて始まる前から豊かな気分にしてくれます。

束の間現実から離れた時間を過ごせたらと思いました。コンサート後の懇親会では美味しいドイツワインにお料理が並びました。

北九州日独協会のH氏、「はい、ここから先は白川さんに進行をしていただきます」
とマイクをぽん!と渡されて、さぁ、ペラペラ話しだす始末^^;

気をつけないと歌うことを忘れてしまいます(笑)


















ですが、ドイツ歌曲は詩が命。内容のわからないまま聴くことほどつまらないことはない。
一曲づつ聴きどころと作曲者の意図した点を説明しながらコンサートを進めました。























内容は「7月11日」の日記でご紹介したプログラムです。
とりわけ好評だったのが日本歌曲をドイツ語テキストで歌ったものです。

会議で来られていた市長の北橋さんも二階から聴かれてたとか!?

「夏の夜の夢コンサート」
ドイツと日本のこころを結ぶことができたらとそれぞれの感じる夏の夜を歌ってみました。


















アンコールはR.シュトラウス「献呈」
マイクばっかり持ってますが、これはもちろん「トーク」です^^


















ピアニストは大好きな宮崎由紀子さん。
ドイツリートの伴奏者は絶対ドイツ語が話せる人でないとだめだ、いうのが常識のようになっています。

ですが、彼女の勘を信じて無理を言ってお願いしてみました。
ソロとは別に普段はイタリアものが中心。特にオペラのコレぺティ、そして歌曲といってもフランス物の伴奏なら弾かれるという宮崎氏なのです。

今回はドイツリートを演奏するに当たるいくつかのポイントを伝ただけ、そして、たった一回の合わせで本番は素晴らしい演奏をして下さった。さすが!

「ドイツリート伴奏法」という固有の講習会が多く開かれるように、国内外でもドイツリートの伴奏はピアニストにしてみたら別の世界であることは間違いない。


















彼女がドイツリート伴奏法を学ばれたら最強!?なんだけどな~~~

さぁ、次の日は朝早くから山口でした。。。
いつものことながら、本番の日の夜はアドレナリンの作用で一晩中眠れなかったのに加えて娘が発熱。
眠いまま朝が来て今朝はそのまま朝8時に出かけました^^;

今日の明け方3時にあるのサッカー決勝戦は観る体力なし。。。残念っ