2012年3月8日木曜日

マルツァガリア氏と初合わせ。

・・・っていうか、本番前の伴奏合わせというのに、なんだかえらく「レッスンモード」が漂っているウェル戸畑リハーサル室。

なんだ~???

でもゆっくりマルツァガリア風を感じるには他の歌手たちが歌っているのを聴く時間も大切。

そして私のアリアの番。一回通しておしまい。
へ?いいの?なんか言って???という感じであっさり終わってしまった。

そうか、時間も巻きモードってことだね。

明日の劇場リハーサルでもう一度やるので、何かあれば明日言いましょう。
とっとと終わりました^^;















↑藤田卓也さん・撮影(笑)

まぁなんだかんだ言っても明後日だから、あんまり音楽を根本から変えられてもやりにくいかも?とは思いながらも、この曲は特にルバートするでもないので、とりあえず終わる。

そして、蝶々さんの二重唱の稽古が始まった。

藤田卓也さんとの二重唱Vogliatemi bene~から。ははは~なんだよ、私たちがやってるのと正反対だね。って二人で言いながら、これも面白いねと。正反対とは、フォルテで歌ってるとこをピアノで、フォルテ歌い出しで始めている大きなフレーズをまずはピアノからスタート、そしてクレッシェンドへ!そうね、こうするとかなりプッチーニっぽくなるね。

は~.なるほど、まさに典型的イタリア風ってやつですね。そして、言われたやり方なら歌いながらバックにオーケストラが聴こえてくる。

特に彼が蝶々さんにかけて歌う部分の、いつもならフォルテで歌う箇所。そこをマルツァガリア氏は声のフォルテはいらない、「心のフォルテ」で表現してほしい、と指示。

そしてまぁ、言われたことをすぐその場で見事にやってのけるベテラン藤田君。
がぜん、そちらのほうがぐっと感情表現がアップ。そこから先のフレーズがどんどん豊かにこちらに伝わってくる。驚いた。ちょっとした表現の違いだったんだけど、ココまで伝わり方が変わるのか、と改めて実感。

こういう音楽を学ぶ時間」っていうのが最近減ってきている今日この頃、やはり新鮮だ。


















明日は劇場ゲネ。衣装と照明合わせ。ドレス二着に着物二着(着物といっても打ち掛けなので駐車場から楽屋に運ぶのも大変なほど)もちろん、ガラコンサートなんで自前衣装。藤田君のピンカートンのも凄い。

歌い手泣かせの芸術劇場。
しかしドイツにある残響ゼロの劇場を思い出せば、まだ歌いやすいか。と慰める。

病み上がりの次女、今日から幼稚園登園。すっかり元気でよかった。
そうそう、昨日作った障子紙の工作、綺麗に仕上がって、それで和紙の封筒つくりましたよ。
ほら!封筒が出来上がったのを見ると、嬉しかったらしく、今どんどん追加で作っているチビちゃんです^0^