2011年9月9日金曜日

健康であること

あまりにも健康すぎて、身体の不自由を知らない私のもとへ何らかの病気を抱えた方が来られる。

顎関節症が二人、精神障害、 骨形成不全症・・・あまり、意識をせずに無理のないように歌を歌うのだけど、歌うことが少しは治って行く方向に向かって行ってくれないかと奇跡を願ったりする。

だけど「歌いたいこと」自体Positiv思考だし、ここに来る人たちはきっと病気とも戦える人達なんだと思う。

今日また一人、顎関節症の方をみてくれという話がきて、さすがにちょっと知識をつけなければ、と調べたりしています。調べていくと,病気とはホントに無縁の私は、凹みますね~*.*

私は医者ではないし、ただの歌の好きなお姉さん(・・・まだお姉さんということにして)。私にできることは歌っている人がもっと歌いたくなる気持ちを作ってあげる事。くらい。

せめて歌っている時間、他のことを考えずに楽しい時間を、身体のことを考えない時間を作ってもらえたらと思う。

車いすの生徒さんはレッスン時間を倍の時間にしてほしいと言ってきてくれた。体に負担のないように常に気をつけながら。きれいな声で徐々に声量も出てきたし歌が大好きな事がホントによく伝わってくる。

でもめったに病気をしない私も、さすがに産後はトラブルがありましたよ^^;あっちこっち悪くなって。

2年前に手術入院した時はあまりにもハードな生活を送っていたので、入院が休養になり「病院さまさま」だった^^;3食の食事は出てくるし、寝たいだけ寝ていいし・・・TVはぼぅ~って見れるし。本も読めるし。
手術費用も、一泊3食付き×数日+手術 とすれば驚くほどの格安だった。

ドイツで出産後にダラダラ入院している私に(・・・といってもわずか3日)ここはホテルじゃないんですから。
と看護婦さんがどかどか入ってきて、生まれたばかりの新生児のいる横で掃除して、隣のベットのシーツを取り替えていたのを思いだします^^

え!?ホテル~~~!?
それが看護婦のいうことか~~!!!

と思ったけど、なるほど、ドイツは健康保険に加入してれば医療費完全にただ、だしね。
出産費用もゼロ。
後で帰ってくるからまず自費でってこともない。

手術も無料が多い。外科、内科、歯科、全て少しだけ薬代を払うくらいでそれでも保険から差っ引かれるのでワンコイン。。。

ホテル代わりにしないでさっさと退院しなさい!っての今ならよくわかる気がする。
合理主義なドイツらしい。そんなドイツにも全然慣れっこになって違和感一つ感じなくなってきたときは自分でも「やばい!」と思ったりしたけど。

さぁ、その日本に帰国して入院してしまった時はというと、毎日仕事から帰るのが21時前、それからばたばた食事を作り、子供達はかろうじて帰りを待っていてくれてたけど、私が帰ってくる頃は眠くて話す間もなく寝ちゃってた。お風呂に入って、研修期間だった時はそのまま3時まで職務のための勉強。時々お風呂に入る時間もなくて先に勉強して、明け方シャワー。次の日はまた6時半に起床。。。という毎日。さすがにこれが毎日だときつい!!

その合間に嬉しいかな、悲しいかな、コンサートの話等が来る。可能なコンサートだけ引き受けた。本来は、本職なのでこれ優先!だけど、この頃は体力的、時間的に不可能でしたね。

そんな時「蝶々夫人コンサート形式」という話が来た。本番は話が来た時から約1ヶ月後。普段なら一ヶ月もあれば大抵十分な準備時間だが、この生活リズムの中ではかなり難しい。

スコアをもって、明け方3時から始める・・・

やっぱり無理だ・・・

そしてあまりのストレスから心臓が間違った電気を送る。
救急車=!!!

結果、コンサートはお断り。会場が抑えられたままキャンセルになった。チラシが出来きる直前で良かった。

。。。てな訳で。

今は、至って健康であることを一番の幸せだと感謝。
だっていつ何が起こって、どうなるかわかりませんしね。

自分は大丈夫でも、世界がどうなるか分からないし、地球がどうかなってしまうかもしれない。

人の命の長さは生まれた時に決まっているそうで、その長さ分生きるようになってるとすれば、自分ではどうしようもないんだと思います。

だって健康食品マニアが長生きするかというとそうではないし、病気のことを知りつくす医者だって病気になるし、ある日突然血管詰まるかもしれないし、、、事故だって自分が原因とは限らない。

生きるべく期間が決まってるんだったら一日一日自分を大切に、人も大切に、していかなくちゃなぁ~と思いますね。

なんだか病気について調べていたら健康の有難みをすご~く感じてしまいました。

医学博士 世界的権威者 新家弘実の本も昨日、結局読めなかったので、明日のコンサートが終わってから一気に読むことにしています。

世界初の胃腸内視鏡手術をした人。

今はざっと斜め読みに本をパラパラとめくっただけだけど、

先生はこれまでに約30万例の胃腸を診て来られてる。3万でなく、30万!その臨床結果からの統計だというからかなり説得力がある。

滑り出しはこう。

骨を鍛えようと市販牛乳を飲む人ほど、骨粗鬆症になっている。
ヨーグルトを食べる人ほど腸が弱い。
緑茶を飲みすぎると胃がんになりやすい
(そう言えば日本は世界で胃がん患者がトップ!関係あるのかな?)

日本は平均寿命が世界一というけど寝たきり100歳なら意味がない。
医学は進歩し続けるのに、なぜ病人は減らないのか?

みたいな感じの事が丁寧に説明されている。
早く読みたいのに・・・なかなか時間がとれない。

え?温泉一回行かなければいいって_?それもそうだけど温泉も大事だね~^^;